【スキャナー不要】iPhoneで映画入場者特典生コマフィルムを撮影してみた

映画「五等分の花嫁」 生コマフィルム

映画の入場者特典で配布された生コマフィルムをデジタル画像化します.

今回の記事では,フィルムスキャナーを使わない方法を紹介します.

用意する物は,スマホとライトボックスです.

スマートフォンに関しては,アップで撮りたいのであれば,マクロレンズ機能が付いた機種がベストです.

ライトボックスが無ければ,トレース台でも大丈夫です.

両方無ければ,スマホやタブレットをもう一台用意するか,

PC用の液晶ディスプレイがあれば間に合います.

画面を光源として使う場合は,背景を白色にする必要があります.

また,ドットの絵柄が出るのが嫌であれば,

乳白色のフィルム(ビニール袋)などを貼って,

光の状態を変えておく必要があります.

筆者の環境では,iPhone 13 Proの標準レンズ,安価なA3トレース台を用いています.

デジタルデュープ結果

中野一花

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 中野一花 ① 5枚
一花 ① 5枚

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 中野一花 ② 4枚
一花 ② 4枚

中野二乃

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 中野二乃 ① 4枚
二乃 ① 4枚

中野三玖

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 中野三玖 ① 5枚
三玖 ① 5枚

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 中野三玖 ② 8枚
三玖 ② 8枚

中野四葉

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 中野四葉 ① 5枚
四葉 ① 5枚

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 中野四葉 ② 3枚
四葉 ② 3枚

中野五月

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 中野五月 ① 5枚
五月 ① 5枚

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 中野五月 ② 4枚
五月 ② 4枚

学園祭 告白 一日目

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 学園祭 告白 一日目 ① 5枚
学園祭 告白 一日目 ① 5枚

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 学園祭 告白 一日目 ② 2枚
学園祭 告白 一日目 ② 2枚

学園祭 告白 三日目

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 学園祭 告白 二日目 ① 5枚
学園祭 告白 三日目 ① 5枚

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 学園祭 告白 二日目 ② 5枚
学園祭 告白 三日目 ② 5枚

過去編

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 過去編 ① 5枚
過去編 ① 5枚

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 過去編 ② 〜小学校〜 8枚
過去編 ② 〜小学生〜 8枚

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 過去編 ③ 〜中学校〜 5枚
過去編 ③ 〜中学生〜 5枚

結婚式

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 結婚式 ① 4枚
結婚式 ① 4枚

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 結婚式 ② 4枚
結婚式 ② 4枚

五人絵

映画五等分の花嫁 生コマフィルム 五人絵 4枚
五人絵 4枚

その他

映画五等分の花嫁 生コマフィルム その他 ① 4枚
その他 ① 4枚

映画五等分の花嫁 生コマフィルム その他 ② 5枚
その他 ② 5枚

映画五等分の花嫁 生コマフィルム その他 ③ 6枚
その他 ③ 6枚

撮影を終えて

普通のスキャナーで読み込んだ画像と比べて,

明らかに見やすいと思います.

こうして全てのフィルムを並べてみると,

かなり頑張って集めたと実感します.

今後は,フィルムスキャナーを用いてより精密な画像を作った上で,

額装のフェーズに進もうと考えています.

生コマフィルムの飾り方

リバーサルフィルム(ポジフィルム)を額装する場合,

裏側の板を外して,無色透明な板材に交換する必要があります.

白紙を裏に当てておくことも可能ですが,

ポジフィルム特有の美しさを活かすためには,

裏側から光を当てる必要があると思います.

低予算で簡単なのは,アクリルフォトフレームを買ってきて,

フィルムとプリントアウトした印刷物を一緒に飾ることです.

しかし,これではフィルムが宙に浮いており,

額装マニアとしては納得出来ない仕上がりです.

そこで,いつも額縁を買っている『額縁のタカハシ』にオーダーメイドの相談をしました.

結果を言うと,アクリル→フィルム→マット→アクリルの順番で,

額装するオーダーフレームの見積もりをもらっています.

大きさとしては,広げた新聞紙より少し小さいぐらいで,

縦5枚✕横10枚のフィルムを収納して,約2万円です.

合計50枚を飾ることができるオーダーフレームです.

もっと予算をかければ,アクリルを分厚くしたり,

額装自体も外注できるとのことでした.

お気に入りのフィルムは,オーダーフレームに入れるとして,

残ったフィルムは自作したフレームに入れようと考えています.

まず,サイズはA4を予定しています.

A4であれば,アクリルフォトフレームの種類が多く,
約2,000円ほどで購入できます.

しばらくは金欠のため,硬質のカードケースに入れておきます.

ハードタイプのカードケースであれば,

A4サイズでも100円ほどで売っており,コスパに優れています.

次に,ケースに入れるマットを自作しました.

A4の光沢紙を利用して,自分でデザインしたレイアウトで印刷して,

カッターで切りに抜いたものとなります.

窓枠のサイズを25mm✕95mmにするか,35mm✕95mmにするかで悩みました.

絵柄のみを見えるようにする場合は,横幅を25mmにすればちょうどぐらいです.

35mmにすると,フィルムの巻き取り穴も見えるようになります.

ちなみに,詰めて飾ると,A4サイズだと約12枚入れることができます.

ただし,余白が狭いので無理矢理詰め込んだ感が出てしまいます.

個人的には,10枚ぐらいがベストという結論に至り,

横向きA4で,縦2枚,横5枚のマットを作成しました.

原稿はIllustratorを使って作成しています.

ミリ単位での原稿作成なので,このようなソフトを使った方が楽だと思います.

要望があれば,マットの原稿データを配布しようと考えています.

今のところ,五等分の花嫁などの5コマ用のレイアウトしか作成しておりません.

4コマや6コマのフィルムも作れないことは無いですが,

正確なフィルムのサイズが分からないので,作るのを躊躇ってしまいます.

なお,フィルムは直接マットに貼らず,スリーブに入れた状態のを貼る予定です.

固定する際に触りたくない点や,フィルムの反りを矯正する点などを意識しています.

フィルムを収集されている方は分かると思いますが,

フィルムは想像よりも反っている個体が多いです.

コアデのフィルムコマスリーブであれば,厚みが0.1mmもあり,分厚いので,

多少の矯正効果があると期待して使用しています.

最後に,屋内で飾る場合であっても,

紫外線対策はしっかりとしておいた方が良いと思います.

特に,数万円のフィルムを購入された方は要注意です.

ネット情報なので真偽は不明ですが,フィルムは繊細な物のようです.

温度,湿度などの管理も本来であれば行ったほうが良いです.

個人管理で出来ることとすれば,UVカット効果が高いアクリルフォトフレームを使うことぐらいだと思います.

それでも.直射日光が当たる場所には置かないなどの配慮は必要だと思います.

正直,100円均一などで売っているプラスチック系のフォトフレームに,

高級なフィルムを入れない方が良いと思います.

同じ100円均一商品でも,アクリルスタンプ台を2個買って,

アクリルブロック←フィルム←アクリルブロックの方が,

まだ,保管には向いている気がします.

ダイソーだと,1個200円?ぐらいで売っていたので,

どんな感じになるのか試したい気持ちがあります.

フォトフレームとして利用されている方もいるようで,使い方は工夫次第ですね.

まとめ

iPhoneによる直撮りでも,観賞用には十分なクオリティでデータ化できると思います.

一眼レフカメラでやる場合は,マクロレンズとフィルムを固定するキットなど,

丈夫な三脚が必須など,地味に機材が必要となります.

フィルムカメラをやるわけでもなく,映画の特典フィルムしか扱わない場合,

オーバースペックの環境構築だと思います.

他の記事で紹介しておりますが,5,000円ぐらいの中古のフィルムスキャナーでも,

ある程度キレイにスキャンできることが分かりました.

正直,何万円もかけてスキャンする対象ではないと思うので,

これぐらいがちょうど良いと考えています.

もしくは,知り合いのカメラオタクに相談して,

スキャンをやってもらった方が早いかもしれません.

カメラのキタムラなどの写真屋に持ち込む際は,

ハーフサイズのポジフィルム(5コマ)をスキャン&プリントしてもらえるのか,

事前に聞いておいた方がスムーズだと思います.

普通の35mmのネガフィルムよりも,写っている面積が小さく,ポジフィルムであり,フィルムも短いという,

異なった仕様なので受け付けてもらえない可能性があります.

また,版権の都合で断る店舗もあるようです.

それでもやってくれるお店はあると思うので,

頑張って探してみてください.

もしくは,ネットのお店で頼むのも有効な手段だと思います.

生コマフィルムは,データ化・プリントアウト・収納・額装など,

全てにおいて,地味に面倒な製品です.

それでも思い出の1枚だと思うので,愛情を持って接してあげましょう.

今後もフィルムの取り扱い方法などについて紹介していく予定です.

是非,他の記事もご覧下さい.